2022年11月発行Vol.12

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飯南町森林セラピーに日頃からご支援いただき、本当にありがとうございます。飯南町はめっきり秋らしくなり、一層朝夕の冷え込みが厳しくなってきました。そのお陰でふるさとの森の木々たちも空き模様。広葉樹の赤や黄、針葉樹の濃い緑と、自然のグラデーションが見事な季節となってきました。残すところ今年もあと2ヶ月ばかり。雪が降る前、散策にはうってつけの季節に是非お越し下さいませ。

1、しそう森林王国の皆様が視察にいらっしゃいました!

10月1日(土)~2日(日)に、兵庫県・しそう森林王国の森林セラピー関係者の皆様13名が視察にいらっしゃいました。宍粟市は人口約35,000人と、飯南町の8倍ですが、森林率は約90%以上あり、豊かな自然を体験するアウトドアアクティビティに溢れた市です。

初日は飯南町の森林セラピーガイドと共に森林散策。宍粟市とは違い、この時期に色とりどりの花が咲き誇り、ウッドチップが丁寧に敷かれたセラピーロードに驚かれていました。道中、ハンモックで休んで頂いた後は、お待ちかねのお茶タイム。

今回は人数も多かったので各ガイドが持ち寄る形でのふるまいとなりましたが、ガイドの個性がいかんなく発揮(笑)森の中で大宴会となりました。その後の意見交換会では、互いの基地やガイドの疑問点が飛び交い、終始賑やかな会となりました。機会があれば宍粟の森にも行ってみたいものですね。

2、しまね観光ナビに森林セラピー掲載

島根県の観光情報を一同に網羅している観光サイト「しまね観光ナビ」に森林セラピーを掲載いただきました!その他にも飯南町の魅力満載♪是非、週末のお出かけのご参考に。

しまね観光ナビ「島根の奥座敷・飯南町。森の中で心身ととのう3つのキーワード」

3、飯南高校生が蒸留体験

飯南高校年生の卒業研究の一環で、蒸留体験のお手伝いを行いました。今回はクロモジとヒノキのアロマウォーター作り。学生ながら試行錯誤をして製品を作ろうとする姿は微笑ましく、抽出方法や香りの原理を知り今後の研究に生かしてくれると嬉しいです。

4、カエンタケの燃え跡

飯南町ふるさとの森にはここ数年、一部でカエンタケが発生しています。メディア等でも多く取り上げられるようになりましたが、「猛毒キノコ」のイメージが一般的かと思います。セラピーロード内に発生したものについてはバリケードで近づけないようにしています。
そんな中、今年新たに発生したと思われるカエンタケが燃やされているのを発見しました。恐らく、カエンタケの毒性を危険視し、“善意”で燃やされたものだと思います。ですが、飯南町ふるさとの森は基本的に「火気厳禁」です。周辺は枯葉が堆積しており林野火災の危険性が高いので、大事に至らなかったことに胸を撫で下ろしています。

そしてもう一つモヤモヤしているのは「燃やす必要があったのか?」という事です。キノコは朽ちた木を分解し土に返してくれる役割も担っています。これはマツタケなどの高級キノコもカエンタケの様な毒キノコも同じです。人間にとって有益か無益か、有毒か無毒か、人間目線の物差しだけで判断して良いのでしょうか?森林セラピーを行うに当たり、“森にお邪魔しているのは人間”だという事を忘れてはいけません。

5、レベルアップ講座 開催!

10月29日(土)にセラピーガイドのレベルアップ講座を開催しました。今回も豪華3本立て!午前は飯南町内で採取した貴重な「二ホンミツバチ」の蜜蝋を使ったキャンドル作り。溶けた蜜蝋に何度も紐を浸けて作る“ディップキャンドル”と精油を混ぜ込む“アロマキャンドル”を作りました。蜜蝋の融点は70℃程度なので湯前でOK。蜜蝋キャンドルはアロマテラピー効果や、マイナスイオンの発生(滝の4~6倍)、1/fの揺らぎ等、森林セラピーにも親和性があります。

お昼は恒例となったそば打ち交流会。今回は総勢20名の参加となり、少し太い・・・お蕎麦に舌鼓を打ちました。
午後からは森の案内人の安原先生を招き、秋のセラピーロードの植物観察会。ベテランとビギナーで知識の共有を図りました。今年も残すところ1ヶ月ちょっと。次回の講座も楽しみです。

☆★☆イベント情報☆★☆

■11/12(土)森の野点会  参加者募集

“野点”とは、屋外で抹茶やお茶を入れて楽しむ茶会の事。
今回は一部のガイドの特技でもある“野点”の作法を教わりながら、森の中でお茶会を開きます。お茶会の中では、クロモジの枝を削ってオリジナル楊枝を作り、和菓子を食べます。和菓子は飯南町八神「和菓子工房小立神」の秋冬の和菓子をご用意。また、特設野点会場を森の中に設えますのでお楽しみに♪
皆様のご参加、奮ってお待ちしております。

日時:11/12(土)13:00~15:00
集合場所:飯南町ふるさとの森 きのこ園前
(大きなセラピー看板のある砂利の駐車場)
定員:10名
参加料:1,000円
タイムスケジュール
13:00~13:30 ロード散策(森の野点会場へ)
13:30~14:30 クロモジ楊枝づくり&森の野点会
14:30~15:00 ロード散策(解散)

申込先(必要事項):(一社)飯南町観光協会
メール:foresttherapy.iinan@gmail.com
TEL:0854-76-9050
①氏名
②郵便番号
③住所
④年齢
⑤連絡先(携帯電話番号)
※写真は冬の野点の様子

■11/12(土)・13(日)武名ヶ平山 新ルート開通記念登山

飯南町赤名にある衣掛山(瀬戸山城跡)の奥にそびえる武名ヶ平山(標高:724.4m)への低山ハイクです。今回は新たな登山ルートが開通した記念登山となります。道中には旧赤名スキー場の遺構(リフト)などノスタルジックな気分に浸れるかも?

日時:①11/12(土)10:00~14:30  ②11/13(日)10:00~14:30
集合場所:道の駅赤来高原 10:00集合
※昼食は各自持参となります。
定員:各日先着25名
参加料:2,000円(小学生以上・最少催行人員6名)
※ガイド代・軽登山保険代含む
申込先:(一社)飯南町観光協会
メール:iinantour@gmail.com
TEL:0854-76-9050
※希望日、全参加者の氏名・年齢、代表者の住所・連絡先を明記ください。

■11/14(月)天空の朝ごはんin飯南町 Vol.4

2018年に初開催した大人気イベントの第4弾。
今回は前回同様、近年整備の進む「賀田城」!
①天空の朝ごはんの第一人者である「Bäckerei Konditorei Hidaka」の本格的ドイツパンや地元飯南町の食材を使ったパン
②コーヒーは「カフェ&パスタ ピッコリーノ」特製で最高級豆を贅沢に6種類以上ブレンドした奇跡の珈琲
③スープは「ラムネMILK堂」から、温かい旬の飯南町スープ
④前回好評だったりんご飴ですが・・・リピーターも多いので別のサプライズを思案中!笑
朝は早いですが・・・どこよりも素敵な朝ごはんを山頂で頂きましょう!
※事前のお申込みが必要です。

【賀田城】
日時:11/14(月)
※予備日:11/15(火)
集合時間:AM5:30まで
集合場所:加田の湯駐車場
参加費:3,000円
定員:30名(最少催行人員:10名)
詳しくはコチラ↓↓↓
天空の朝ごはんin飯南町

■11/26(土)山城専門家 高屋所長さんと楽しむ山城探訪 賀田城編

山城の専門家である島根県立八雲立つ風土記の丘・高屋所長を招いての山城探訪登山です。決して広くはない賀田城ですが、郭(曲輪)・虎口・土塁・堀切・竪堀などの遺構が顕在し、山城入門にはもってこいの史跡との事。奮ってご参加ください。

日時:11/26(土)9:00~12:30(予備日:11/27(日)9:00~12:30)
集合場所:加田の湯 9:00集合
定員:先着15名
参加料:3,000円(中学生以上※中・高校生は保護者同伴)
※講師代・保険代・地元で使えるお買物券含む
申込先:(一社)飯南町観光協会
メール:iinantour@gmail.com
TEL:0854-76-9050
※全参加者の氏名・年齢、代表者の住所・連絡先を明記ください。

☆★☆お知らせ☆★☆

■飯南町地域おこし協力隊 募集!

現在飯南町では「大しめなわ創作館」、「グランディア赤名峠」、「飯南町観光協会」の地域おこし協力隊を絶賛募集しています!
観光協会では主に森林セラピーを始めとするアクティビティ全般を一緒にやっていきます。興味がある方は是非ご連絡ください?一緒に働けるのを楽しみにしています。
地域おこし協力隊(飯南町)

☆★☆森の小窓☆★☆

毎回、その時期ごとの森の様子をお届けする「森の小窓」。
今回の森の小窓は、冬を間近に控えた森の様子をお届けします。

今年はキノコが多いようです。森の中を歩いても大小色とりどりのキノコを目にします。こちらは「ホコリタケ(クロホコリタケ)」です。梅雨時期から秋にかけて発生します。一番の特徴は成熟したホコリタケを突くと胞子が“ぶわっ”と飛び出します。この様子が楽しくてついつい見つける度に突いてしまいます。また、別名「キツネノチャブクロ」といい、地面から生えるものを指し、朽木などから生えるものを「タヌキノチャブクロ」と言います。

続いては「シラネセンキュウ」です。夏時期に花期を迎える「シシウド」によく似ていますが咲く時期が違うので見分けは付きやすいです。中国原産の薬用植物「センキュウ」似ていますが薬用効果はありません。自生地として有名な日光白根山から名が来ています。

最後にご紹介するのは「フユノハナワラビ」です。その名の通り晩秋、冬間近の時期に生えるワラビです。森林セラピーロードには限られた場所に自生します。食用となりますがめったに群生はしないので集めるのには苦労します。漢方では「陰地蕨(いんちけつ)」と呼ばれ、全草を刈り取って干したものを煎じて腹痛や下痢の薬とします。


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【編集・発行】(一社)飯南町観光協会 森林セラピー担当(伊藤)
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