森林セラピー基地 飯南町

平成19年3月、飯南町は森林セラピー基地として認定されました。 飯南町森林セラピーの拠点となる「飯南町ふるさとの森」内に2.3kmの森林セラピーロードが整備され、心地よい感触と足腰の負担軽減のため敷き詰められた木材チップのロードは大好評です。 また周囲には1,000m級の山々を登るコースも豊富にあり、貴重な動植物が現存する赤名湿性植物群落、歴史を感じる銀山街道も森林セラピーのコースとして利用しています。 飯南町森林セラピーでは、お客様のご要望に合わせた多彩なコースを森林セラピーガイドがご案内します。

飯南町セラピーロードマップ

クリックするとその箇所の写真が見れます。

セラピーロードの植物図鑑

セラピーロードには珍しい植物たちがたくさんいます。散策中の楽しみの一つです。

ツリフネソウ

花期は夏から秋。 茎の先端部から細長い花序が伸び、そこに赤紫色で3-4 cmほどの横長の花が釣り下がるように多数咲きます。

アテツマンサク

主に中国地方の山地に自生します。花弁は4個でマンサクより少し短く、やや縮れています。飯南町ではタニイソギとも言います。和名は岡山県の阿哲地方の名をとったものです。

タニウツギ

昔から人々と深いかかわりがあり、100を超える地方名があります。飯南町ではソウトメバナ(早乙女花)とも言われています。

ヤマボウシ

6~7月に小さな花が20~30個集まった球形の頭状花序をつくります。果実は10月頃に赤く熟し、甘酸っぱくておいしいです。

ナツツバキ

山の中で大木になる植物で、夏前に白い花を咲かせます。樹皮は帯黒赤褐色でなめらかであり、薄くはがれます。

ハナイカダ

日本特産で、各地に広く自生し、また、有用樹種として最も多く植林されています。家を建てるために使われるほか、樹皮で屋根を葺いたり、葉で線香を作ったりもします。

コアジサイ

山地や丘陵の林下に生え、下部から分枝して高さ1~1.5mになります。花序のまわりに装飾花がつかないのが特徴で、夏前に淡青紫色の花を多数つけます

エンレイソウ

やや湿り気のある林内に生える多年草です。茎の先に広卵型で長さ幅ともに7~15cmの葉を3枚輪生します。花も、茎の先から直立した花柄に1個つきます。

ヤマシャクヤク

山中に生える多年草で、茎の先に4~5cmの花をひとつ上向きにつけます。紙風船のようなふっくらとした白い花に山中で出会うと感激します。

ミヤマカタバミ

山地の木陰などに生える多年草で、春には白い花が咲いて林内でも目立ちます。葉はすべて根生して長い柄があり、3つの小葉からなります。